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2022.05.24

不妊治療の保険適用について~よくあるご質問~

さくら・はるねクリニック培養室です。

4月1日より保険診療による不妊治療の適用が開始致しました。患者様にとっては、経済的負担がかなり抑えられ、私たちとしても大変喜ばしく思っております。当院でも、保険診療による治療体制を整えて患者様のご来院をお待ちしております。

また、初めて治療をお考えの方だけでなく、すでに不妊治療を実施していた方も保険診療が可能です。そこで今回は、保険診療に関する疑問についてまとめたいと思います。

  Q1:体外受精を保険診療で行う条件はありますか?

A1:初めての治療開始時点の年齢が43歳未満であることとされています。

なお、厚労省は移行期の経過措置として、今年の9月29日までに43 歳に達する女性については、胚移植を目的とした治療計画に基づく一連の診療を1回のみ算定可能としています。

  Q2:過去に凍結した胚(令和4年3月31日までに凍結した胚)を保険で移植できますか?

A2:いくつか条件がありますが、可能です。

その条件のひとつに「保険診療に移行することについて患者の同意を得ること」というものがあります。これはおそらく1度保険診療による治療を開始すると自費診療による治療を併用することが難しくなるためだと考えられます。

保険診療に移行する際はあらかじめご了承ください。

  Q3:これまでの治療回数は保険診療の回数にカウントされますか?

A3:カウントされません。また、4月1日以降も自費による治療(胚移植回数)はカウントされません。

保険診療では、保険診療による胚移植回数のみカウントされ、下記の回数が実施できます。

  •  40歳未満は6回の胚移植まで(1子ごとに)
  •  40歳以上43歳未満は3回の胚移植まで(1子ごとに)

Q4:高刺激による治療は保険でできますか?

A4:可能です。

GnRHアゴニスト法、GnRHアンタゴニスト法、PPOS法も保険によって治療が可能です。ただし、一部保険では使用できない薬剤もあります。また、用法が決まっている薬剤もありますので、これまでの自費と同じような刺激ができない可能性もあります。

参考:厚生労働省「不妊治療に関する取組」

今回は、患者様から多く頂くご質問について簡単にお答えさせて頂きました。今後も、保険診療および不妊治療に関しての最新情報をお伝えしていきたいと思います。

※  当院では、大村理事長による個別の「不妊治療・体外受精オリエンテーション」を毎週火曜日・木曜日の20時~、毎週日曜日の13時~実施しております。初診の方や通院中の方へ治療の概要や体外受精の利点について、わかりやすくご説明致します。ご夫婦でご参加ください。ご希望の方は、お電話もしくは受付にてご予約を承ります。