銀座一丁目駅 徒歩1分 | 不妊治療 ・ 婦人科クリニック

EGG FREEZING

未受精卵子凍結保存

近年、女性の社会進出は目覚ましく、女性が働くことは社会にとって不可欠となりました。その反面、働く女性がキャリアを重ねながら妊娠・出産を乗り越えていくにはまだまだ社会の理解や労働環境の整備が整っていないのが現状かと思います。

未受精卵子凍結とは、今のところは結婚や出産を望まれていない女性が、卵子を凍結保存し、将来の出産のために備えるという技術です。

若い時の卵子を凍結しておく意義

女性の卵巣内にある卵子は生まれる前に作られています。
卵子の元になる卵母細胞は、女性がまだ母体内にいる胎生5ヶ月頃に最も多く、約700万個作られますが、その後急速に数が減少し、出生時には約200万個、思春期頃には、約30万個まで減少します。
卵子は、新たに作られることはありません。
そのうち、排卵する卵子の数は400~500個(1%以下)です。

女性の卵子数の推移

女性の年齢と妊孕力(妊娠する力)の変化

女性の妊孕性(妊娠する力)は年齢とともに低下することが知られており、その原因は卵子の質の低下によるものと言われています。

グラフのように卵子の数や質は年齢と共に低下するため「妊娠したいと思った時に妊娠がしづらい」状態になってしまう可能性があります。

そこで、卵子を凍結保存しておくことで質が低下する前の卵子を確保しておき、将来の妊娠に備えておくというのが社会的適応の卵子凍結の意義となります。

未受精卵子凍結のメリットとデメリット

メリット
  • 加齢による卵子の質の低下(染色体異常の増加)を予防できる
  • 若齢卵子を用いることで、高齢でも自己卵による妊娠・出産の可能性が維持できる
  • 高齢卵子による流産を予防できる
  • 仕事との両立や、ライフプランの幅が広がる
デメリット
  • 凍結融解操作によって卵子が変性したり、質が低下する可能性がある
  • 卵子凍結をしていたからといって、将来必ず妊娠できるわけではない
  • 凍結保管料など維持コストが係る
  • 将来、自然妊娠する可能性もあるため、使用しないケースもある

未受精卵子凍結の流れ

① 卵巣刺激
卵子を数多く回収するためにお薬を使用し、卵胞を複数育てます。
② 採卵
卵胞が育ったら、採卵を行います。排卵直前に超音波下で細長い針で卵胞液を吸引し、
卵胞液に含まれる卵子を探して回収します。凍結するのは図のような成熟卵子となります。
③ 凍結操作
成熟卵子は、ガラス化凍結法を用いて凍結します。卵子を凍結保護剤に浸漬し、専用デバイスに載せ、液体窒素(-196℃)に入れて超急速に凍結します。
使用する日まで、液体窒素が充填されたタンクで保管します。

未受精卵子凍結38万プラン

術前検査
(AMH・生化学検査・感染症採血)

¥22,000

胸部レントゲンと心電図検査 ※1
(提携病院サルスクリニックでの検査)

¥12,100

排卵誘発費用
(ホルモンの薬・注射・採血・超音波検査)

¥70,000

採卵費用 ※2
(静脈麻酔含む)

¥110,000

未受精卵子凍結費用
(個数に関わらず一律)

¥110,000

凍結管理料 ※3
(1年間分)

¥55,000

合計:¥379,100

未受精卵子凍結43万プラン

術前検査
(AMH・生化学検査・感染症採血)

¥22,000

胸部レントゲンと心電図検査 ※1
(提携病院サルスクリニックでの検査)

¥12,100

排卵誘発費用
(ホルモンの薬・注射・採血・超音波検査)

¥120,000

採卵費用 ※2
(静脈麻酔含む)

¥110,000

未受精卵子凍結費用
(個数に関わらず一律)

¥110,000

凍結管理料 ※3
(1年間分)

¥55,000

合計:¥429,100

※1 安全に採卵を行うための検査になり、必須検査です。採卵をすること、採卵時に静脈麻酔を使用することなどについて体の状態をチェックします。他院のデータは参照いたしませんのでご了承ください。


※2 酸素投与をし、静脈麻酔下で最大限安全・安楽に採卵を行います。採卵後は約1時間~1時間半ほど回復室で休んでいただき、医師の診察後とれた卵子数を確認してご帰宅となります。


※3 凍結から1年後は凍結卵子の保管継続の更新お手続きが必要となります。費用については下記をご参照ください。

凍結卵子の保管継続更新料

15個まで
(税込)
16個以上
(税込)
1年間 ¥55,000 ¥93,500
5年間 ¥220,000 ¥374,000
10年間 ¥385,000 ¥654,500
凍結卵子の管理は、年管理となります。
初めて卵子凍結を実施した日から1年後を凍結期限として、同一年に実施した卵子凍結は全て同一の期限となります。
生殖年齢(46歳)を超過してからの保管継続の更新はできなくなります。

当院で卵子凍結を実施するメリット

  • 静脈麻酔を使用した痛みの少ない採卵の実施
  • 将来の妊娠に備えるため、無理のない範囲で中~高刺激の排卵誘発により患者様に適した卵子数をできるだけ多く確保
  • お仕事をしながらでも通院できる診療体制
  • 女性のライフプランに合わせた選べる保管継続料金の設定
  • 外部委託ではなく、医療機関による卵子の保管管理
  • アラームシステムによる凍結タンクの管理

当院の年齢別採卵数の割合(%)

東京都の卵子凍結に係る費用の助成制度

東京都より卵子凍結費用が一部助成されます。
当院は、助成制度認定施設です。
対象者
東京都に住む18歳から39歳までの女性(採卵を実施した日における年齢)
主な対象要件
次のすべてに該当する方が対象です。
  • 都が開催する卵子凍結に係る費用の助成対象者向け説明会へ参加した後、調査事業への協力申請を行い、協力承認決定を受けること。
  • 本人が説明会に参加した日から1年以内に、卵子凍結に係る医療行為を開始すること。
  • 説明会への参加を申し込んだ日から未受精卵子の凍結が完了し、都へ申請する日までの間、継続して東京都の区域内に住民登録をしていること。
  • 説明会へ参加した日以降に、登録医療機関において医療行為を開始すること。
  • 排卵を実施した日における対象者の年齢が18歳以上40歳未満であること。
  • 凍結卵子の売買、譲渡、その他第三者への提供を行わないこと。また、海外への移送は行わないこと。
  • 凍結卵子を用いて生殖補助を実施する場合は、必ず夫(婚姻の届出をしていないが、事実上の婚姻関係と同様の事情にある者を含む。)の精子を使用すること。
  • 卵子凍結後も都の実施する調査に対し、継続的に回答すること。(調査は令和10年度まで実施)
  • 調査協力助成を受けようとする医療行為について、他の法令等の規定により、国又は地方公共団体の負担による医療に係る給付の対象とならないこと。 
助成額
卵子凍結を実施した年度 上限20万円
次年度以降、保管更新時の調査に回答した際に、1年ごと一律2万円(最大5年間)を予定
合計:30万円(最大)
説明会の日程・申請書類・申請方法
説明会エントリーの受付を開始しています。
下記リンク先(LoGoフォーム)から必要事項を入力し、お申込みください。
 
令和6年度 卵子凍結に係る費用の助成対象者向けオンライン説明会


さらに詳しい内容に関しましては東京都のホームページをご参照ください。

 

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